行政書士資格塾・独学講座 第1回

2016/5/29 更新

受験勉強ガイダンス

 それではみなさん、行政書士資格塾・独学講座の第1回目の講義を始めます。私は行政書士の宮崎信幸と申します。今回は私の独学講座を受講頂きありがとうございます。平成27年度、皆さんが行政書士試験に合格できるよう、精一杯支援させて頂きます。また、本独学講座は無料です。有料講座に負けぬよう頑張ります。

 それでは、独学講座の中身に入ります。今回は、「受験勉強ガイダンス」です。本講座では、独学の「落し穴」をクリアーしながら行政書士試験に合格することを目的としています。独学の落し穴とは、次の3つではないかと考えています。
(1)市販されている教材(テキスト、問題集、六法等)のうち、どれを使ったらよいか分からない。
(2)勉強を始めてもスケジュール管理ができず、途中で挫折してしまう。
(3)勉強している途中で疑問点がある場合、質問するところがない。
  以上の3つが主な点です。これら3つさえクリアーできれば、資格学校の対面式講座や通信教育と同等の効果があると確信しています。

では、それぞれの落し穴についての対策です。
(1)教材(テキスト、問題集、六法等)は、私がベストなものを選定します。平成27年度版が出版され、中身を確認して後日追加します。各教材は早目に、書店又は「amazon」等で各自ご購入下さい。
(2)スケジュールは、私が作成したカリキュラムを基準に早め早めで進めて下さい。
(3)自分で調べても分からない場合は、リンク集掲載の有名サイトの掲示板に書き込んでください。きっとその分野を得意とする受験生又は合格者が回答してくれるはずです。一方、疑問点に執着するより、先に進んだ方が効率的です。力が付いてくれば、それまで分からなかった問題が自然と解けるようになることもよくあります。
これらの対策でもって、独学の落し穴はほぼ解消できます。

 これより、実際の独学による受験勉強の注意点を説明します。

(1)一般知識等を疎かにしない。
 行政書士試験が他の国家試験と最も異なる所は、一般知識等が含まれるということです。そして、受験生の多くが一般知識等を苦手としており、対策を疎かにしています。その結果として、平成17年度までは大多数の受験生がそれまでの一般教養の基準点(20問中10問正解が必要、いわゆる足切り)で不合格になっていました。今後も一般知識等での基準点(14問中6問正解)は実施されます。行政書士試験合格の第一関門は一般知識等です。
 下記の表は、一般知識等の予想出題数と得点ゲット問題(ぜひ正解したい問題)数です。今後は、6割正解死守を目指しましょう。これまでは、一般教養20問の内、10問正解すれば基準点はクリアーできました。しかし平成18年度より、14問の内、6問正解(40%以上)しなければならなくなりました。総出題数が少ない分、基準点未達で不合格になる危険度が増す(リスクが高くなる)という認識が必要です。

  政治・経済・社会 情報通信等 文章理解 合 計
出題予想 8 3 3 14
ゲット数 5 2 2 9

 (2)メリハリをつけて勉強する。
 行政書士試験では満点を取る必要はありません。出題数が多い分野や範囲が狭い分野から得点した方が効率的です。つまり、基礎法学など試験範囲が不明確で広くて出題数も少ないものはポイントを絞った勉強をします。また、範囲が広く難しいがおもしろい民法も、あまり深入りせずほどほどにすべきです。反対に、おもしろくないが出題数の多い行政法(と地方自治法)は、より力を入れるべきです。下記の表は、法令科目の出題数と得点ゲット問題(ぜひ正解したい問題)数です。7割正解を目指してください。

  基礎法学 憲 法 行政法 地方自治法 民 法 商法 合 計
出題予想 2 5 16 3 9 5 40
ゲット数 1 4 11 2 7 3 28
 

 (3)過去問+六法
  法令科目では、過去問を10回以上して下さい。10回以上やり、過去問ならどこが出てもほぼ満点が取れるまでになると、法令科目択一では合格レベルの近く(6割の得点)に達することができます。過去問をやらずに予想問題をする人がいます。無駄な努力になる可能性が高いです。過去問が一番の予想問題なのです。また、テキストや過去問を解きながら、六法で条文や判例を確認する必要があります。条文・判例を確認することにより応用力が付きます。何故なら、法令科目は、条文・判例を中心に出されるからです。以前の本試験で「〜できる」と出たならば、次回は「〜できない」と出題される可能性が大だからです。その記述の元が条文・判例なのです。また、条文の第1項から出題されると、次回は第2項から出題されがちです。
 一方、一般知識等の過去問は3回で充分です。一般知識等の過去問は、試験のレベル・傾向を知るためのものです。よって、それ以上繰り返しやってもあまり意味がありません。レベル・傾向を知った後、テキスト等の暗記と予想問題等での問題演習が必要です。つまり、同じ過去問でも、法令科目と一般知識等では使い方が異なります。

 以上で、第1回目の講義は終りとします。途中追加することがあリます。試験勉強に迷った際など読み返して下さい。次回より、一般知識等に入ります。

 行政書士試験は、普通の人が、正しい方法で人並以上の努力をすれば合格できます。一気に行きましょう。