行政書士資格塾・独学講座 第3回

2016/5/29 更新

一般知識等>政治・経済・社会

 それではみなさん、行政書士資格塾・独学講座の第3回目の講義を始めます。平成24年度本試験では、「政治・経済・社会」の分野から7問出題されました。また、これらの分野は公民と表現できそうです。公民といっても、社会人の人にはイメージしづらいです。私の独断と偏見で結論をいうと、「ニューコース中学公民」、時事用語辞典、「日経新聞」が試験範囲です。この3つをやり切れば得点力が付きます。信じてやるしかありません。

 そこで、「ニューコース中学公民」(NC公民)から始めます。今さら中学生用の参考書などして役に立つのかと疑問に思われる方が多いと思います。NC公民の現物を本屋で見てみて下さい。本当にこれだけ中学校で勉強するのか、私達(中高年)が中学校のときはこんなこと教えてもらわなかったなどとビックリされると思います。もしかしたら、私が寝ていただけかも知れませんが、中身がすごく充実しています。このNC公民は、一般教養の公民の分野だけでなく、法令科目の憲法や地方自治法でも基礎編として使えるのです。こんなすばらしいテキストを使わないで行政書士試験を受験したらきっと後悔します。

  先ず、NC公民と「ニューコース問題集中学公民」を用意して下さい。NC公民で公民の分野から読み始めても途中で挫折します。そこで、問題集を並行して解きます。NC公民を見ながら、答を探しながら問題集を解きます。問題を解きながら、NC公民の該当部分にマークをしておきましょう。また、問題は2回解いて下さい。1回目は答が分からなかったり見つからなくても、2回目分かることがあります。よって、正解は2回目の後に確認して下さい。最初は鉛筆で答を書いておき、間違ったものは赤ペンで書き直しておくと復習ができます。赤の透明シートを使うと効率的です。また、NC公民の中にも予想問題等がありますので解いておいて下さい。

  途中、「製造物責任法」「環境基本法」「地球サミット」など難しい用語が出てきます。初回はあまり気にせずどんどん先に進みましょう。問題集を2回解いた後、NC公民をじっくり読む際に、時事用語辞典等で確認します。そして、「環境基本法」なら、その環境基本法の解説だけでなく、その前後左右の関連用語も確認します。例えば、「地球サミット」や「アスベスト救済法」などです。これが時事用語辞典等での勉強の仕方です。該当の用語だけ調べて終りではもったいないです。
  最終的には、暗記が必要です。一般知識のつらいところは国語の文章読解以外は暗記が必要だということです。暗記は、暗記しようと思って勉強しないと暗記できません。これまでの流れをまとめると次のようになります。

 (1)NC公民を見ながら、問題集を解く。
  (2)NC公民を探しながら、もう一度問題集を解く。
  (3)問題集の解答編で確認し、解説をじっくり読む。間違っていたものは、赤ペンで書く。
  (4)NC公民を隅々まで読む。難しい用語は時事用語辞典等で確認する。前後左右の関連用語を確認する。
  (5)NC公民の練習問題を解き、NC公民と問題集の暗記に努める。

 次に、日経新聞の活用の仕方です。日経新聞でなく普通の新聞でも構いませんが、普通の新聞はどうしても社会面が中心になりがちです。経済面が中心の日経新聞を8月まで数か月間だけ読んでみてはいかがでしょうか。日経新聞朝日新聞読売新聞等の各紙の社説を読み比べることは重要です。そして、社説はじっくり2回読んで下さい。国語のときにも説明しましたが、よく意味が分からない用語が出てきたら、時事用語辞典等で確認しましょう。そして該当用語の関連用語も確認します。これでどんどん知識が広がります。日経新聞なら「きょうのことば」、読売新聞なら「ミニ辞典」というコラムがあります。ここも読むだけでなく、時事用語辞典等で確認してみて下さい。ただ、新聞の記事を切り抜いて保存しておくのはお勧めしません。何故なら、後から見る可能性は少ないからです。ゴミが増えるだけです。その日、その時に確認した方が確実に身に付くと思います。また、日経新聞の代わりに、「新聞ダイジェスト」(新聞ダイジェスト社)という月刊誌も使えます。毎月10日過ぎに発売ですが、最初の「今月の10大ニュース」と最後の「最新時事用語の解説」は特に役立ちます。

 最後に過去問の活用の仕方です。一般知識では、過去問を10回解いてもあまり意味がありません。3回解けば充分です。解いた際に、あまり良く知らない用語を時事用語辞典やネットで確認し、その関連用語も必ず確認して下さい。一般知識では、同じ問題が出る可能性は少ないです。次出るとしたら、関連した問題です。よって、関連用語を確認することが対策になります。ここでも時事用語辞典等です。

 以上で、第3回目の講義、一般知識等>政治・経済・社会は終りです。次回は、情報通信・個人情報保護です。

 行政書士試験は、普通の人が、正しい方法で人並以上の努力をすれば合格できます。