行政書士資格塾・独学講座 第8回

2016/5/29 更新

問題集の活用の仕方

 それではみなさん、行政書士・独学講座の第8回目の講義を始めます。問題集の活用の仕方です。行政書士合格講座・独学入門と当独学講座第1回目の受験勉強ガイダンスにて、問題集の大切さと活用方法については説明していますが、ここではいくつか補足をします。ここで説明するのは、択一式問題についてのみです。記述式・多肢選択式問題については、第22回目の講座の予定です。また、予想問題の1つである模擬試験の活用については、第23回目の講座の予定です。

 先ず、問題集と言った場合、過去問題集と予想問題集に分けることができます。また、一般知識等と法令等では過去問題集、予想問題集の重要さ、目的がそれぞれ異なります。一般知識等では、過去問でもって本試験のレベル・傾向を知るのが目的です。受験生によっては、基礎学習をしないでも7割近く正解できるかも知れません。そのような人は、油断さえしなければ、本試験でも一般知識等はクリアーできるでしょう。よって、法令等に、より力を入れて下さい。ただ、情報通信・個人情報保護などは新しいものが出ますので継続した勉強が必要です。決して油断しないで下さい。
 一方、私たち一般人は、過去問で一般知識等試験のレベル・傾向を知ってその対策を実施しなければなりません。つまり、時事用語などの暗記です。そして、予想問題集での問題演習も大切です。何故なら、一般知識等の問題は同じものは出ないからです。特に国語の文章理解問題です。つまり、一般知識等での問題集のウェイトは、過去問が3、予想問題が7となります。繰り返しますが、予想問題の演習と並行して、時事用語などの暗記を忘れないで下さい。受験生のみなさんの現在の進行状況は、過去問題集かも知れません。一般知識等の過去問題集をやり切るにも最低一月は掛かります。1回目がたいへんきついですけど、2回目からは少し楽になります。
  例年、書店の店頭に並んでいる一般知識等の予想問題集で良さそうなものとして「試験直前の『最新時事用語&問題』」(新聞ダイジェスト社)があります。解くだけでなく、時事用語は「現代用語の基礎知識 」で確認して下さい。これらを確認することにより、知識が広がり理解が深まります。

 次に、法令等の問題集の活用方法です。法令科目では、過去問が全てと言っても過言ではありません。過去問が少し表現を変えて、繰り返し出題されるからです。そこで、過去問を10回以上解いて、どの過去問が出されても全ての選択肢の○×が判断できるようになれば、本試験でも6割の合格点近く正解できます。6割正解を確実にし7割正解ができるように予想問題をします。よって、法令科目での問題集のウェイトは、過去問が7、予想問題が3となります。
  過去問を解く前提として、当然テキスト等の読み込みが必要です。読み込み等をせずに過去問を解いても、意味がありません。最低、テキスト等を2回読んで過去問を始めて下さい。テキストを読みながら、過去問を解きながら六法での条文や判例の確認が必要です。過去問を解く際は、全ての選択肢について解答し、問題集には直接○×をなるべく書かないようにして、正解できたかどうかを問題の上に○×で記録しておいて下さい。この○が10個並ぶぐらいまでするのです。そして、途中集計を取ります。例えば、憲法は5回目で95%の正解率、民法は同じ5回目でも80%の正解率なら、民法が苦手なのでより力を入れなければならないということになります。集計をすることにより、自分の弱点を把握できます。
  なお、当独学講座では次の過去問題集を推薦しています。同じ過去問であっても、別の問題集と解説を読み比べることも理解に役立ちます。できれば2種類購入して下さい。

 ここまで過去問題集をやり切った後、予想問題集をして下さい。予想問題はあまり手を広げないようにした方が良いです。500問の問題を各1回するより、100問の問題を計5回する方が理解ができて力も付きます。法令等の本試験問題にレベルが近い問題集として、「法学検定試験問題集ベーシック〈基礎〉コース 」があります。解説もしっかりしています。
  今後、新たな予想問題集が出た際は内容を確認した後、使えそうなものだけ紹介します。

 以上で、第8回目の講義、問題集の活用の仕方は終りです。次回からは、法令等に入ります。

 行政書士試験は、普通の人が、正しい方法で人並以上の努力をすれば合格できます。どんどん先へ進みましょう。